簡単! 有機野菜の育て方

プロが教える最もシンプルな有機野菜の育て方。

有機ダイコンの育て方

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年中スーパーに並んでいる野菜ですが自分で育てた有機栽培のダイコンはひと味違いますので是非とも挑戦してください。

まずは種まき1か月前にうね立てをします。

今回はダイコン20本分です。

1、黒マルチ 4m×1,5m

2、牛ふん堆肥 5㎏

3、カキガラ石灰 500g

を準備してください。

3m×1,5mの畑に牛ふん堆肥とカキガラ石灰をまいてよく耕して下さい。

ダイコンは大根十耕といわれるくらい土塊(つちくれ)のないさらさらの状態にしてからうねを立てて下さい。

20㎝くらいの高目のうねを立てたらマルチをかけ、裾をしっかり押さえたら1か月待ちましょう。

そうすることで真っ白ですべすべお肌のダイコンができます。

ちなみに昔は大根足は褒め言葉だったようですが、確かに出来の良い大根の美しさは魔性の魅力を感じます。

話を元にもどしましょう。

うね立て1か月後、株間30㎝、条間60㎝で穴をあけ、種をまきます。

ここではポンポンカッターΦ8㎝が活躍します。

あけた穴の真ん中に種をまき、土を軽く押さえ水やりをします。

何度か霜にあたったダイコンは寒じめとよばれ、水に沈むほどに糖度があがります。

さらに小寒から大寒にかけての寒の内に漬け物や切干ダイコンを作ると長く楽しむことができます。

赤や緑、漬け物専用や丸いものなど種類が豊富でいかに多くの人に愛された野菜かがよくわかります。

こんなにもなめらかで、火の通りが早く、優しい味がするのかと感動できると思います。

うね立て

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土質の関係で、うちは20㎝の高さにうねを立てています。

通路部分にも水たまりができないようにするのがうね立てのポイントです。

ここ数年、一回に降る雨の量が多くなってマルチをしないとうねが崩れたり、雨降り後に土の表面がカチカチに固まったりしてしまうことが増えました。

雨に直接あてないことでフカフカの状態を少しでも長く保たせることができ、土の中の菌も喜び根も喜びます。

さらに雑草が光合成の邪魔をしたり通気性を悪くしてカビ系の病気にかかるのを防いでくれます。

ビニールマルチのなかった時代、稲わら、麦わらなどでマルチングをしていたことを思うと、現代の農業は楽チンなのです!

ポンポンカッターΦ4㎝

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頼れる相棒、ポンポンカッターΦ4㎝さんです。

我が家の良品生産を支えてくれる素晴らしい発明!

10万個以上穴をあけましたが、まだまだいけそうです。

現在タマネギ苗を植えている畑で今朝撮った写真です。

穴の開いていないマルチで1か月密閉された土は善玉菌によって有機物がしっかり分解され、野菜の根っこが健康に育ちます。

シンプルに表現すると、根っこが健康⇒葉っぱが健康⇒光合成しっかり⇒病気に強い&美味しい野菜となるのです。

それを支えるポンポンカッターΦ4㎝、ありがとうございます。

無知との遭遇

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最近自分が無知であることを知りました。

我が子が小学校に通うようになり、たくさん本を読む子になってもらうには、私自身がたくさん本を読んで手本を示さなければ!

ということでここ2年ほどで500冊くらい本を読んだはずです。

教養本、脳科学自己啓発、ビジネス、心理学、宗教、歴史等々、我が子とともに図書館通いをし、あたるにまかせて乱読をしてきました。

ある日いつものように本を読んでいると突然、自分は何も知らないのだと気付き、晴れやかで清々しい気持ちになったのです。

自分が大したことはないと気づく訳ですから晴れやかや、清々しいは表現としておかしいんじゃないの?と思われる方もおられるかもしれません。

ところが負の感情が芽生えることはありませんでした。

これまでの人生をがむしゃらに生きてきたつもりになっていたこと。

何か月も休まず長時間労働をするのは無駄であること。

休んでもいいのだと気づけたこと。

そんな思いが頭の中を駆け巡り、ほどよく力が抜けました。

何も知らないことを知るということは、これから先まだまだワクワできることがたくさんということでもあるんですね。

人として生まれたものにだけ与えられた特権がまさか無知の知だったとは!

我が子に感謝。図書館に感謝。著者の方々に感謝。

有機カブの育て方

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今日は有機栽培のカブの育て方を紹介します。

 

1、黒マルチ 5m×1,5m

2、牛ふん堆肥 7㎏

3、カキガラ石灰 700g

の準備をお願いします。

 

種まき1か月前に牛ふん堆肥とカキガラ石灰を畑にまき、よ~く混ぜましょう。

水たまりができないように高さ10㎝~20㎝のうねを立てて下さい。

天端の幅は80㎝、長さは4mです。

うねたてが終わったらマルチをかけてください。

風で飛ばされないように裾を土でしっかりとおさえます。

 

1か月我慢をしたら、待望の種まきです。

株間15㎝、条間20㎝でマルチに穴をあけて下さい。

カブの種は小さく一粒ずつつまむのは大変ですが、チャレンジ精神旺盛な方はぜひ一粒まきに挑戦してください。

あんなに小さな種なのに発芽率がすごく良いので、種まき後2~3日で一斉に芽が出そろうと未だに感動します。

種まき後に水やりをし、あとは40~60日待つだけです。

お好みの大きさで収穫をお楽しみください。

食べきれないときは

1、葉っぱなら1㎝程度に刻んで3日程度天日干し

2、カブの身の部分であればいちょう切りやさいの目切りにし、5日程度天日干し

して冷蔵庫で保管すると長く無駄なく楽しめます。

カブは漬け物 汁の身 煮物 葉っぱは炒め物 など使い勝手がよいうえに、栄養価も高く、あの諸葛孔明も栽培を進めた伝統ある野菜です。

取り組みやすい野菜ですのでぜひチャレンジしてみてください。

カブの葉とカブと油揚げの入った味噌汁でうっとりできますよ。

書く訳

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このブログで紹介している有機野菜の育て方のコンセプトは〝シンプル〟です。

10年以上有機栽培をしながら、有機農家の社会貢献とは何か?という課題を解決できず、考え続けてきました。

私自身は協調性に欠け、集団行動が苦手という特性があります。

だからといって社会に対する貢献をしたくないとは思っていないのです。

これは私に限らず、私と同じような特性を持った人の多くが考えていることなのではないでしょうか?

ではどうやっていけばいいのか?

わたしはドラッカーに教えてもらいました。

弱みに注目するのではなく、強みだけに注目せよ。と。

じゃあわたしの強みは何か?

自己分析ツールをいくつか試してみたところ、共通しているものがあり、

自分でも納得のいくものでした。

1、創造性

2、合理性

3、分析力

この3点に関しては強みだと言えるようでしたので、それらを活かした社会貢献を、

と考えた時にこのブログを思いつきました。

これまでに蓄えた知識と経験を、有機栽培をやってみたいという方に分かりやすくアレンジして開放することで、私なりに有機のすそ野を広げるという社会貢献をしたいと思います。

千利休さんが多くの人に茶を楽しんでもらうために、真から行へ行から草へとそぎ落としながら余白の美を追求したように、私がここで紹介する栽培方法もギリギリまでそぎ落とし、余白を残しています。

余白を自由に使って、それぞれの楽しみ方を見つけてもらえればそれが私の喜びになります。

無理せずマイペースで育て方を増やしていきますので、寛容の心をもってご覧ください。

 

 

 

有機にんじんの育て方

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有機にんじんのシンプルな育て方です。

 

にんじんは又根(さきっちょが2本以上に分かれること)になりやすいので、対策が必要です。

まっすぐできれいなにんじんを育てたい場合は、

 

1、植え付け予定地の雑草などの発酵していない有機物を取り除く。

 

2、石はできるだけ取り除いておく。

 

の2点を最初に行って下さい。

 

にんじん100株分を育てるのに必要なものは以下の3点です。

1、黒マルチ  1,5m×3m

2、牛ふん堆肥 4kg

3、カキガラ石灰 400g

 

種まきの1か月前に牛ふん堆肥とカキガラ石灰を畑にまいてよく混ぜてください。

その後に水たまりができないように高めのうねを立てます。

高さは水はけにもよりますが、10㎝~20㎝が適当な高さになります。

うねの天端の幅は80㎝にして平らにならし、マルチをかけます。

マルチの裾を風で飛ばされないように土でしっかり押さえ、1か月待ちます。

マルチをかけて1か月待つことでマルチの内側では堆肥や石灰が土とよくなじみ、さらに野菜を守る善玉菌が増え、結果的にキレイで美味しい野菜が育ちます。

 

次に種をまきますが、お勧めはコート種子とよばれる加工をされた種です。

一粒ずつまけるうえに発芽率が高いので、にんじんの重要ポイントである発芽の失敗を防いでくれます。

株間10㎝、条間20㎝で穴をあけコート種子を一粒ずつまいていきましょう。

ポンポンカッターΦ4㎝を使うと簡単できれいに穴をあけることができます。

種まき翌日以降に雨が降りそうもない場合や気温が高いときは、水やりをした後に敷き藁を薄めに敷くと発芽しやすくなるでしょう。

5~10日で発芽がそろえば安心です。

品種にもよりますが、種まき後90日~100日で収穫できます。

収穫してすぐは香り高いにんじんが、収穫後10日程度冷蔵庫で熟成させると甘~いにんじんが食べられます。

ニンジンしりしりなら、小さなお子さんでもモリモリ食べるかもしれませんよ!